なぜ、起業家・経営者が価値観を明確にするとビジネスが飛躍するのか?(3)人を動かすコミュニケーションができる

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やる研レポート

なぜ、起業家・経営者が価値観を明確にするとビジネスが飛躍するのか?(3)人を動かすコミュニケーションができる

足立 裕亮

こんにちは、足立です。

 

『なぜ、起業家・経営者が価値観を明確にするとビジネスが飛躍するのか?』

今回は、”③人を動かすコミュニケーションができる” という観点についてお伝えしていきます。

 

経営者、リーダー、起業家、人を導く方にとっては、

「人を動かしていく」リーダーシップを常に求められますね。

 

人を動かすために、これまでも多くの概念、考え方、アプローチ方法、ノウハウ、また、相手をタイプ別に合わせた対応していくなど、様々な方法が伝えられてきています。

 

実際、このテーマで本記事を書こうとした時に、アマゾンで「人を動かす」というキーワードで検索をしてみました。

 

さすがに、多くの人の悩みの中でも、”最大の悩みは人間関係・コミュニケーションである”と言われる所以であるのか、びっくりするほど多くの本が検索で上がってきます。

 

昔から現代まで、人は「人を動かすこと」にどれほどの情熱を持って取り組んできたのかが感じられます。

 

 

一方で、よく耳にする言葉として、

 

経営者やリーダーからは、、、
「あぁ、また自分の伝えたいことだけ伝えてしまった。。。」
「またやらされると思われたかもしれない。。。」

 

部下、メンバーからは、、、
「また、社長からやれって言われました。。。」

 

多くの仕事を共にする会話の中で、このパターンをずっと繰り返して来ているように感じます。

 

もう相手に動いて欲しいことだけを伝えても動いてくれる時代でもないのは、頭ではよくわかっているにもかかわらず、どうしてもまたやってしまう。

 

そんな状況に陥っていないでしょうか?
そんなやり取りをしているのを目にしたことはないでしょうか?

 

相手を、自分の思う通りに動かしたい。
しかし、自分の思う通りに動きたいのが人である。

 

この相反する想いの中で、幾度となく人間関係における問題が起こっているのだと思います。

 

 

今回、お伝えしたい「人を動かすコミュニケーション」とは、おそらく一番シンプルであり、一番パワフルなコミュニケーションです。

 

その理由は、人が動く原理原則だからです。

 

人はどんな時に動くのかを考えてみると、自分にとってメリットを感じることに対して動きます。

 

そのメリットは別の言い方をすると、人は自分の価値観を満たすために動く訳です。

 

「教える」ことに価値が高い人は、「教える場があるよ」と聞けば、より具体的に話しを聞きたくなり、どんな人がその場に集まっているのかを知りたがり、どんなことを教えようか自ずと考えていくでしょう。

 

また、「人の可能性を拓く」ことに価値が高い人は、人の可能性を拓くための知識、知恵、ノウハウを貪欲に求めて学んでいます。

人生を変えたいと思っている人を目の前にしたら、なんとかその相手の可能性が拓かれるようにかかわっていきます。

 

 

人は、自分の価値観を満たすために、動きたくなるのです。

 

ということは、相手の価値観を満たすコミニケーションをしていくことで、相手は自ずとそちらに動きたくなるのです。

 

例えば、「家族で喜び合う」ことに価値観を持つある女性スタッフのAさんがあなたのチームにいたとします。

 

あなたは、ある地方の案件でどうしてもこの女性メンバーに宿泊を伴う出張を依頼したい。

この場合、どうやって出張を依頼するでしょう?

 

ストレートに「地方の案件の出張に行ってもらいたいんだけどお願いできる?」と伝えても、おそらく「いえ、家族がいるので出張は難しいです。」と断られることになるでしょう。

 

このような場面でも、相手の価値観を満たすコミュニケーションをすることで、相手は依頼に対しての受け止め方が変わってきます。

 

「Aさん、お子さんいましたよね?最近、ご家族で旅行とか行けています?

実は、今度、地方の案件で出張に行ってもらいたいんだけど、出張先の近くに、お子さんと楽しめるような大人気のテーマパークがあって。

土日絡めても良いので出張とご家族との旅行と合わせて行ってもらってはどうかな?」

 

こう伝えるとどうでしょう?

 

おそらく、すぐに断ることはないでしょう。より前向きに検討するために、もっと詳しい情報を求めてくるのではないでしょうか。

 

そこで、Aさんにとって、より「家族で喜び合う」という価値観を満たせること(ファミリープランの宿泊先を用意してあげる、近くの観光地や地元の名産など)を伝えていくことで、Aさんは喜んで快諾してくれるでしょう。

 

別の例もお伝えしましょう。

 

最近は企業における採用が更に難しくなってきていると聞きます。

 

そこで、採用の場面において、新しい価値を生み出すような企画の仕事がしたい(「心を動かす」という価値観)というBさんに、既に内定を出しているとします。

 

とはいえ、あなたの会社では企画の仕事に当分、空きが出そうにありません。また、社内事情的には営業職を担ってくれる人材が欲しいのです。

 

しかし、優秀なBさんを是が非でも獲得したいという場合、どのようにコミュニケーションをしていけば内定承諾を得ることができるでしょうか?

 

この場合も、よくやりがちなコミュニケーションとして、
「企画やりたいんだね?なんで企画やりたいの?営業も面白いよ!」と営業の良さを伝えまくっていくというケース。

 

これは相手の価値観を無視しているので、伝えれば伝えるほど相手はゲンナリしてきて、結果的に「他社の方がやりたいことができるので」と断られるでしょう。

 

これに対して、価値観を満たすコミュニケーションをすると、どうなるのか?

 

あなた:
「企画やりたいんだね?企画のどんなところが面白いの?あぁ、人の心を動かすことに喜びを感じるんだね。」
「どうやったら人の心を動かし、新しい価値を生み出せると思う?」

 

Bさん:
「どうやったら人の心を動かせるのか、、、あまり考えたことありませんでした。」

 

あなた:
「そうか。結局、人の心を動かすというのは、人間心理をよく理解することでしか見えてこないんだ。」
「どうしたら人は喜ぶのか、どうしたら人は悲しむのか、そんなことを身につけるにはどうしたらいいと思う?」

 

Bさん:
「人と接することを増やし、様々な感情の変化に触れることですかね。」

 

あなた:
「そうだよね!まさにそれがこの会社で仕事しながら学べ、新しい企画を試す場があるとしたら興味あるかい?」

 

Bさん:
「はい!もちろんです!」

 

あなた:
「まさにそれが日々できるのが、うちの営業職なんだ。日々、お客様の感情、心理に触れ、どうやったら相手の心が動くのかが試すことができる。そして、ここで人間心理をよく理解できることで、人の心を動かす企画も考えていくことができる。素晴らしい企画がつくれれば、ゆくゆく新規事業のアイデアも考えていってもらいたいと思っている。」

 

といった具合でのコミュニケーションができていくとどうでしょう。

 

おそらく、Bさんにとっての「営業職」の見え方が変わってくるはずです。

 

大事なことは、相手の価値観を満たしてあげることです。
相手の価値観とリンクさせながら、こちらの要望を伝えてあげることです。

すると相手は、自分の求めていることを与えてくれたと、喜んでもらえるようになるでしょう。

 

 

逆に価値観を満たせないと感じなければ無料でも欲しくない訳です。

 

よく経営者や起業家の交流会や、セミナーで聞かれる話として「ギブ!ギブ!ギブ!」「与えれば与えられる」という言葉を聞いたことある方も多いと思います。

 

姿勢としては素晴らしいですが、なんでも与えられたら嬉しいのかというとそうじゃないですよね。

 

街頭で無料でティッシュを配っている光景に出くわすとおもいますが、いくら無料であってもその時に必要でなければ、受け取らないことの方が多いのではないでしょうか。

 

求めていないものを与えられたとしても、無料でも受け取らないということです。

 

どんなことを与えられたら嬉しいのか?と考えると、やはり自分にとってメリットを感じることであると思います。

 

人は自分の求めていることを満たせるのであれば、自ずと動きたくなるのです。

 

相手の価値観を満たすコミュニケーションをしてみてください。

 

きっと相手は喜んで動いてくれるようになるでしょう。

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