人生のブルー・プリントを知ることで見えてくるもの

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人生のブルー・プリントを知ることで見えてくるもの

2016-02-02

私たちは、それぞれが異なるユニークな価値観の優先体系を持っている。

私たちはその価値観に則って、物事を見て、判断し、行動する。

人間行動学と価値論の研究によって明らかになったこの原理に基づいて、私たちは『バリュー・エンゲージメント』(価値観への紐づけ)と呼ぶ、社員のやる気の向上と働きがい、スタッフ間の人間関係の改善を行っているわけだ。

さて、『バリュー・エンゲージメント』のコアとなる価値観の優先体系を知る手法として、私たちは世界的な人間行動学の第一人者であるドクター・ディマティーニが開発した『バリュー・ファクター』(以下、VF)を推奨している。

VFは、13個の質問項目に回答するだけで、その人特有の価値観の優先体系を明らかにできる画期的なツールであり、実際に私たちはVFを用いたクライアント企業へのマネージャー研修や経営幹部陣へのコーチングを行っている。

これまでに発表してきた『やる研レポート』を読んでいる方ならば、VFがどのようなメソッドであり、どういう効果があるか理解されていることと思う。

さて、VFを用いた企業研修を行っていると、受講生の中にはVFで明らかになった価値観に対して、100%の確信を持てないという方がいるものだ。

この場合、VFで明らかになった価値観の優先体系が確かに自身の価値観であるという確信を得るための検証をすることが重要だ。

その検証方法として、いくつかあるのだが、今回はその1つで私たちが『人生のブルー・プリント』と呼んでいるものを紹介しよう。

私たちは、人生に満足している分野と不満や不安を抱いている分野を持っているものだ。

例えば、仕事はとても充実している。だけど、家庭があまりうまくいっていない。と感じている方がいれば。

お金では、ギリギリの生活を送っているけれど、健康面や子供との関係は良好だ、という方もいるだろう。

このように良好な分野、上手くいっていない分野があるのは、それぞれの人が「人生はこうあるべき」とする基準を持っているからに他ならない。

具体的には、私たちの誰もが人生を8つの領域にわける(仕事、お金、家族、健康、人間関係、教育/学習、精神性、娯楽)とすると、それぞれの分野で「最低でもこういう状況でないと、こうあって然るべき、こうだと安心する」といった基準を持っている。

月の収入がこれだけ賄えるに十分な金額。家族構成は、子供が何人いて、これくらいの間取りの家に住んで、2ヶ月に1回は家族旅行をする。健康については、病気にかからず、体重がこれくらいで、脂肪率がXX%で、血圧はこれくらい等々。

こうした基準をクリアしている人生像がブルー・プリント(青写真)となる。注意して欲しいのは、ブルー・プリントは、理想像ではないという点だ。

理想像は、将来こうありたい、こうなりたいという夢であり目標のことで、一般に現状とは大きく異なる、すべてが最高といえる状態。

対して、ブルー・プリントは、より現実に即しており、その中でもそれが満たされていないと不満を感じるレベルの状態のことである。

ゆえに、私たちの現状が、ブルー・プリントを満たしていると、充実感を感じ「良好」と実感する。しかし、ブルー・プリントを下回るような状況だと不安や不満を感じる。

さて、この人生のブルー・プリントが、VFで明らかになる価値観の優先体系を検証するのにどう役立つか、というポイントだが。

クライアントに、人生の8つの分野それぞれについてブルー・プリントを描いてもらう。

それができたら、現状の人生について8つの分野を評価してもらうのだ。

その評価の方法として、充実度を1〜10の点数をつけてもらうのだ。

ここで、注意して欲しいのは、「充実度」の点数をつけるという点だ。「満足度」ではないことに注意して欲しい。

充実度と満足度の違いはおわかりになるだろうか?

具体的に例をあげて説明するならば、例えば、ある人の最上位の価値観が「人生の真理の探究」だとする。

その人は、真理に関連した本を何冊も購入し読んでいる。それに関連したセミナーにも何度も参加していて、かなりの知識量を持っているとする。

さて、この人は、教育/学習という分野は充実しているだろうか?

この人は、本を読むために多くの時間を費やし、書籍やセミナー受講のために相当額を費やしている。部屋には真理に関する本が書棚にたくさん並んでいる。付き合っている友人は、セミナーで知り合った人たちが多く、話題は人生の真理についてがほとんどだ。

明らかにこの人は、教育/学習という分野は充実していると言えるだろう。

さて、ではこの人は真理の探究に満足しているだろうか?

おそらく満足していないだろう。もっともっと知りたい、もっと真理に近づきたい、もっと深い洞察を得たいと、今以上に探究心に溢れているはずである。

結果、この人は、教育/学習の分野について充実度は高い(おそらく9-10点)、しかし、満足度は低い(5以下であると思われる)。

人生のブルー・プリントの評価は、満足度ではなく充実度を用いることで、価値観の検証として有効になる。

なぜなら価値観とは、人の行動を促すドライビング・フォースのことである。

ゆえにもしもVFの結果明らかになった価値観の優先体系の上位に「教育/学習」がくるなら、人生のブルー・プリントでの「教育/学習」の充実度は高くなっているはずである。

VFを使った企業研修、コーチングの中では、必ずこの人生のブルー・プリントとの検証を行うのだが、見事なくらいに一致をみる。

価値観の検証に人生のブルー・プリントが有効であることは確実である。

これ以外にも価値観の検証をする方法はいくつかある。それはまた別途、紹介することにする。

バリュー・ファクターをあなたの会社でいかに導入したらよいか、関心のある方はお問い合わせから連絡して欲しい。

岩元貴久


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