トイレ掃除の仕事を好きになれるか?

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2015-08-18

バリュー・ファクターを活用することで、自分のやりたい仕事、好きな仕事ができるようになる。

また、社員であれば、現在務めている仕事にやりがいを見出すことができる。

なぜ、バリュー・ファクターでそういうことが可能になるのか?

今回はそのことについて紹介しよう。

やりたいこと、好きなことを仕事にできるようになる秘訣は、以下の2つを満たすことである。

− 好きなことをする(Do what you love.)

− 今やっていることを好きになる(Love what you do.)

そして、バリュー・ファクターは、まさにこの上記2つを実現するための有効なメソッドなのだ。

自分らしく、やりたいことをする人生を送るには、好きなことをやるだけでは十分ではない。今やっていることを好きになるだけでも十分ではない。

好きなことをし、やっていることを好きになる、この2つを満たしてこそ、真に自分のやりたいことができる人生を歩むことができる

多くの人は、好きなことをすること、つまり”Do What I Love.”だけにフォーカスしているようだが、現実にはそれは難しい・・・このことは、読んでいるあなた自身がよく承知しているはずだ。

バリュー・ファクターの核となるメソッドは、いたってシンプルだが、非常にパワフルだ。

1.好きなこと、つまり、自分の価値観(人生でもっとも重要、大切にしていること)を明らかにする。

2.そして、価値観に合致したことを仕事に選ぶ、または今取り組んでいる仕事が、自分の価値観にどれだけ貢献しているかを認識する。

この2つの作業を、論理的、科学的に実行し、認識できるのがバリュー・ファクターの特徴だ。

さて、ある企業幹部の方に次のように話をしたときのことだ。

私が「どんな仕事であっても、今やっている仕事が天職なのです。それに氣づくことができたら、仕事の生産性はかなり向上します。

そして、そのためのメソッドがバリュー・ファクターであり、今の仕事が自分の価値観に貢献していることを認識することで、それが可能になるのです。」と、バリュー・ファクターのメソッドを説明しながら話をしたところ。

その企業幹部の方が以下のような疑問を呈してきた。

「仰っていることはよくわかります。しかし、実際に今、こうして大企業の幹部として働いている私が、もしも明日から便所掃除をしろと命じられ、便所掃除が私の仕事になったとしたら、私はきっと絶望することだろう。どう考えても、便所掃除がやりたいことになるとは思えないのだが。それはどうなのか?」

私はこう答えた。

「なるほど。便所掃除は、あなたの価値観からすると、好ましい理想の仕事といえないでしょう。

しかし、もしこういうことがあったらどうでしょうか?

もしもあなたが便所掃除を命じられたのが、会社のボードメンバーが、あなたを社長に抜擢するかどうか判断するためのテストだったとしたら。どんな仕事でも率先して前向きに働く人材に社長になってもらおうということで、ボードメンバーが今回のことを画策したのだとしたら?

そして、そのことをあなたが懇意にしているボードメンバーの一人がリークしてくれ、事前にそのことを耳にしていたらどうでしょう?

あなたは、すぐにでも便所掃除に全力を尽くすようになるのではないですか?」

この質問に、その幹部の方は少し躊躇しながらも、「そんなこと現実にはないと思うが、でも、確かにもしそういう状況であったなら、私は便所掃除を一生懸命するだろうね。

う〜む、なるほど。あなたが言っているポイントがよくわかったよ。確かに、今の話で私の中で便所掃除の意味が大きく変わってしまった。

便所掃除は、私の念願である会社の社長になるために貢献している。そのことに気づくと、確かに便所掃除にやりがいを感じる。

そういうことだね?」

「はい、重要なのは「便所掃除」そのものではないのです。便所掃除の持つ意味なのです。とるに足らない、くだらない無価値のものと思われた便所掃除が、あなたの(社長になるという)最高価値とリンクされたとき、便所掃除はあなたの最高価値を満たすために必要なものであり、手段であり、大事な仕事に変わるのです。

すべての業務が、私たちにとって天職であると先ほど申し上げたのは、人生には決して無駄なことはない。すべてが、自分の天命を全うするために必要なものとして存在しているということ。そして、天命の遂行は、私たちにとって究極の目標であり目的です。まさに最高価値です。

バリュー・ファクターでやっていることは、そのことを価値観と実際の業務をリンクさせるワークを通して明確に認識するプロセスなんです。」と、私は答えた。

いかがだろうか?

価値観が、私たちの人生の解釈に大きく影響していること、おわかりになっただろうか?

そして、人生の事象、出来事が、自分の価値観に貢献している点を認識すればするほど、私たちは人生に感謝し、充実感を大いに感じることができる。

これを幸せな生き方の知恵と呼ぶのである。

バリュー・ファクターをあなたの会社でいかに導入したらよいか、関心のある方はお問い合わせから連絡して欲しい。

岩元貴久





やる研

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