やる気研究所

電話番号

ロバート・シャインフェルドの『Ultimate Freedom Experience(究極の自由体験)』

2019-02-12 [記事URL]

ufe

Ultimate Freedom Experience(究極の自由体験)

自分は一体何者なのだろう?

どうして生まれてきたのだろう?

何をするために生まれてきたのだろう?

この3つの問いの答え(真理)を探しもとめる旅の終わりを告げる日が近づいてきました。

これからお伝えすることは、 あなたが真のあなたを取り戻し、すべての制約と制限を取り除いて『Ultimate Freedom(究極の自由)』を手に入れるための生涯に一度あるかないかのチャンスのお話です。

Ultimate Freedom (究極の自由)とは?

このページを訪れたあなたのことですから、「まぁまぁ」の人生ではなく、自分の価値をもっと高めて、自分や家族、周囲の人たち、社会により大きな影響やインパクトを与える人生を送りたいと思っているのではないでしょうか?

そのために、自分を高めようと書籍やセミナーに参加して、知識を学び、スキルを身につけることを続け、たぶん今も続けていると思います。

そのあなたが、今、このページを訪れた。
これは、決して偶然ではありません。

もし、以下の4つのことが、あなたに当てはまるのであれば、あなたがこのページを訪れたのには理由があるのです。

その4つとは・・
 
1.行き詰まり(Dead end)を感じている

成功するため、幸せになるためのメソッドを学ぶたびに、それを実践してきた。でも、期待するほどの成果を上げられなかった。または、成果は上げたことがある。でも、その状態が長続きすることはなかった。成功を経験したけれど、その後で困難を経験。

一時的に成功の状態があっても、しばらくすると辛い状態になる。その度に、新たなメソッドやツール、哲学を学んできたけれど、未だに自分が本当にもとめている真の成功法則や幸福になるための知恵がわからない。

一体、本当にそんな法則やメソッドがあるのか?
あるとしたら、それはどこにあるのか?それは何なのか知りたい。
 
2.同じパターンに陥っている

人生を振り返ると、いつも同じパターンのチャレンジに直面する。それが幼少期から繰り返し起こり、その度に落ち込み、苦しみ、またか・・・と嘆く経験をしてきた。

お金で困るパターン、人間関係でこじれるパターン、今度こそ上手くいくと思っていたことが頓挫してしまうパターン・・・etc.

このパターンから脱却したい。一体どうすれば、このネガティブなパターンを終わらせることができるのか知りたい。
 
3.真の豊かさ、成功、幸せを手にしたい

自分が信じて求めている成功や幸せは、本当に自分の心から求めているものなのだろうか?・・・・・・・

もしそうだとしたら、どうして自分はそのもとめているものに本気で夢中になれないのだろう?

どうして、それを手に入れるための行動を全力でとれないのだろう?
どうして、そのための行動をしているとき喜びよりも辛いと思うことが多いのだろう?

周囲の人たちや社会が評価しているものを自分が手にすることで真に幸せになれるとは思えないのは、なぜだろう?
自分が本当に求めていることを知りたい。そして、それを手にいれるための行動をする用意はできている。
 
4.人生の真理に目覚めたい

人(自分)とは一体何なのか? 人はなぜ生まれてくるのか?
何のために生きているのか? 死んだらどうなるのか?

人生はどのような仕組みになっているのか?
運命はあるのか?
カルマの法則はあるのか?

偉人や哲学者の思想、宗教の教え、スピリチュアルの世界で言われていることは、読んだり聞いたりしているので、知識としては知っている。

けれど、それを知ったからといって人生や仕事、人間関係に何が役立ったかというと、実感できるほどのことはない。
真理に目覚めることは、知識として頭で知ることとは違うということはわかる。

では、どうすれば真理を本当の意味で悟ることができるのだろうか?
人としてこの世に生を受けたのだから、この人生で真理に目覚めたい。
 
上のような課題や行き詰まりを感じているのであれば、そんなあなたにこそ『Ultimate Freedom』の世界を知って欲しいと思います。では、Ultimate Freedomとは、いったいなんなのかと言うと・
 

 
今まであなたが人生で味わったことのない究極の開放感、自由を実感して生きる実感、人生の新しいフェーズ・・ それが『Ultimate Freedom』 と呼ばれる世界観です。

あなたも、そんな新しい人生のフェーズ『Ultimate Freedom』の世界を知り、これからの生活に活かしたくはないですか?

Ultimate Freedom を会得するには・・・

こんにちは、ロバート・シャインフェルドです。

遂に、日本の皆さんに『Ultimate Freedom Experience(以下、UFEと略)』をお届けする機会が訪れました。
 
私が12歳のとき、祖父であり世界最大の人材派遣会社マンパワーの創業者であるアーロン・シャインフェルドが私に「人生の成功と幸福の真実=目に見えない秘密の力の源」があると教えてくれました。その秘密の力に目覚めるためのプログラムが『UFE』です。
 
私が「Ultimate Freedom」に目覚めたのは、5年前のことです。30年間、真実を模索し続けた旅の1つの大きな転機となりました。
 
それから1年かけて、私と同じように真実を探求している人たちがもっと早く効率的、効果的にUltimate Freedomに目覚めることを可能にするためのUFEプログラム『Ultimate Freedom Experience』を開発し、2012年から一般に公開するようになりました。
 
UFEの効果は目覚しいものがあり、じわじわとその評判が広まり、世界中から多くの人が受講するようになりました。 UFEの卒業生だけが集う非公開のコミュニティページには、卒業生が体験談を語ってくれているのですが、その内容はまるで小説か映画のようにドラマチックで感動的です。
 
さて、日本においてはUFEを2017年7月と2018年2月の前後半2回にわけて、都合6日間のプログラムとして開催しました。
 
今回、皆さんにご提供するのはその6日間のUFEをオンラインで学ぶホームスタディーコースにしたものです。
 
オンラインで学べますから、自宅やカフェ、職場など時間と場所を選ばず、自由に自分のペースで学ぶことができます。
 
UFEは6日間のプログラムですが、ご自分のペースにあわせて1週間で学んでもいいですし1ヶ月かけて学んでもいいです。
 
内容が豊富ですから咀嚼しながら、1ヶ月くらいかけてじっくり学ぶのがよいのではないでしょうか。いずれにしても、ご自分のペースでしっかり学んで頂ければと思います。

Ultimate Freedom Experience ホームスタディコース(オンライン)

Ultimate Freedom Experience(UFE)ホームスタディコースは、6日間分のライブ講演を収録したオンラインビデオ動画とライブ受講生とのQ&Aセッション2回分を中心に構成されています。

また受講生限定の非公開オンラインコミュニティーページ(Facebookを活用予定)を開設してインタラクティブに学んでいくことになります。

UFEプログラムは、次のような特徴を持つユニークな講座です。

  • プレゼンテーションのスライドを多様して視覚的に学んでいただきます。
  • 動画映像を多様し、感情や感覚を刺激します。
  • 音楽や音も多用します。聴覚からバイブレーションを感じながら学んでいただきます。
  • 講義の動画を学習する間メモをとる必要はありません、なぜなら記憶する必要がないからです。

マルチメディアは、五感をフルに使って体験する、つまり、実際の人生で私たちが体験するのと同じように、体験として究極の自由に目覚めてもらう工夫です。

最後に、UFEの最大の特徴をお伝えすると・・・

UFEは、メソッドでもツールでもありません。
またUFEは情報を記憶するものでもありませんし、分析したり考えるものでもありません。
 
UFEは、受講生が意識するしないとかかわらず、自然な形で受講生のタイミングに合った形で「Ultimate Freedom(究極の自由)」に目覚めさせる工夫です。

手法をあえて言うならば、風邪などのウィルスが浸透していくアプローチです。
 
UFEの中で、私はTruth Virus(真実のウィルス)を受講生の中に注入します。
そして、そのウィルスは、あなたが望むかどうかに関わらず、徐々にあなたの中に浸透していきます。
 
そして、そのウィルスが十分に発症し発症する時が、あなたがUltimate Freedomに目覚めたときです。

カリキュラム内容

Ultimate Freedom Experienceホームスタディコース学習の流れをウィルス感染になぞらえて説明します。

プログラムでは真実”Truth”ウィルスをマルチメディアを使って何度もなんども注入します。
それによって、既存のマインドマシーン(思考のアルゴリズム)が混乱し動揺します。

しばらくするとTruthウィルスがマインドマシーンに受け入れられ感染し始めます。
そして、マインドマシーンが真実に基づいたものに順応し安定します。

最終的にUltimate Freedomが目覚めます。
 

 

 

<カリキュラム>

■Ultimate Freedom Experience Part I

 Wave 1:目に見える世界と目に見えない世界の3つのレイヤーについての真実
Wave 2:マインドマシーンの働きとTrue Creative Essenseの紹介
Wave 3:インナースペースと”私”、そして現実の実習体験、事例紹介

■Q&A動画 I

 Ultimate Freedomへの覚醒を促すロバートによるQ&Aセッション1回目。

■Q&A動画 II

 Ultimate Freedomへの覚醒を促すロバートによるQ&Aセッション2回目。

■Ultimate Freedom Experience Part II

 Wave 4:ロバートのフェーズ3体験とヒューマンゲームの真実
Wave 5:Total Immersion Reader の紹介
Wave 6:Ultimate Freedomの体験とまとめ。さらに深いTruthウィルスの注入

UFE

2017年7月開催のPart Iのライブ講演を受講した受講生の感想

2017年7月15日〜17日の3日間に渡るライブ講演(Part I)の受講生からいただいた感想の一部をご紹介します。

女性Tさん

ロバートの本を読んでも現実にわからなかった、理解できなかった事が、ライブを受講してわかりました(理解したのではなく、腑に落ちたという感じです)

自分の中のインナースペースの大きさが変わり、深くなり、今まで気づいていなかったマインドマシーン、そして真実の存在を実感することができました。これから半年かけて、自分がどのように自己変容していくのか、楽しみです。

男性Sさん

今までの常識が完全に覆されました。3日間のPart Iを終えた後で、世界がまるで違うものに見えます。2日までの内容は、ロバートさんの著書で語られていたものもありましたが、今回のライブではそれをさらに深掘りし、体験することもできましたので、様々なことが腑に落ちました。

ロバートシャインフェルド

ロバートさんが、(真実は)テクニックでも知識を増やすことでも理解することでもない、体験するものである、と言っていたことが、まさにその通りであると実感しました。

今後への期待は高まっていますが、逆にもう以前の自分に後戻りできなくなると思うと、少し不安な感情が出ているのも正直なところです。が、とはいえ、これからが本当に楽しみでなりません!

男性Tさん

1日目、2日目、3日目と日を追うにつれ、気持ちの波が静まっていくのを感じました。True Creative Essenceが全てをつくっていることの確信がどんどん深まっています。
真実のウィルスが、確実に僕に感染しはじめているのだと思う。

ロバートが真実だけを語るという姿勢と人柄に触れたことも、とてもよかったです。
これから先どうなるのか、期待が高まっています。TCEが何を作り出すのか楽しみにしています。

女性Kさん

今の年齢で受講できてよかったです。

これまで当たり前のようにしてきた、理解しようとしたり、思考しようとすると“疲れる”ということを感じました。今までの思考パターンを捨てることが重要に思います。理解しよう、わかろうとすることが無意味に思えてきました。

シャワーのように、言葉や映像を受け、流れたものを追わないということを、これからは試みようと思います。ただ、体験すること・・・怖さや不安はあるけれどトライしたいと思います。これからのプログラムにとても期待しています。

男性Nさん

フェーズ2からさらに先のフェーズ3『究極の自由』とは何かを3日間、何度もロバート本人から聞くことで、DNAレベルで究極の自由を体験することができました。

1つの真理を、いろいろな角度からアプローチすることで、今までの既成概念を気持ちよく破壊し、再形成することができました。

個人的には2日目の夜に『究極の自由』の真髄が何かストンと落ち(プログラムに投じた金額)は2日で元が取れたと思いました。この後、プログラムは6ヶ月もあるということで、これから先何が起こるのか?楽しみです。

男性Oさん

“すごい”の一言です。

今まで自分が60年間体験してきたことが、TCEによって作られていたストーリーの上に乗っかっていただけであり、その過程で不必要に悩んでいたことが腑に落ちました。

ロバートシャインフェルド

TCEの存在とその仕組みがわかり、それを実感することができると、ワクワクした人生を楽しむことができることがわかりました。

これから自分の身の上に起こることを大いに楽しみたいと思います。
これからのプログラムに大いに期待すると共に、想像を超える喜び(体験)を期待しています。

男性Iさん

本で読んで理解したと思っていたことと、実際にライブ3日間で受けた情報やニュアンス、感覚が大きく違っており、(今回のプログラムで)大きく前進した気がします。

ビジネスやクライアント、お金など、人生で起こるすべてがTCEであり、これからは頭が認識しているものから離れて体験していけそうです。フェーズ3を体験できること、本当の自由体験を期待しています。

男性Sさん

素晴らしい体験でした。

今までの人生では考えられなかったような信じられない体験でした。これまでの全ての真理の探究の旅がもう少しで終わり、次の遊びを楽しめる感覚と思考があります。

ロバートさんの真摯で誠実な答え、首尾一貫性のある姿勢と理論、体験のシェアに感動しました。これから先、どんな奇跡的な方法でUFE体験を届けてくれるのか、ワクワクしています。

男性Kさん

1日、1日とプログラムを受けていく中で、心の中の内側に穏やかな波が数多く感じられるようになっていました。

そして、インナースペースがどんどんクリアになっていくのを実感できました。フェーズ1、フェーズ2にはない、想像をはるかに超えた真実の自分を体験することがどんなものなのか、期待は高まるばかりです。

ボーナス特典

UFEのライブ講演で使用するスライド6日分

受講料とお申し込み方法

Ultimate Freedom Experienceホームスタディコースの受講に必要な投資額と支払い方法についてご説明します。

ライブ会場で開催したUFEは受講料50万円でした。ホームスタディコースは、自宅にいながらいつでも受講生のペースで何度でも繰り返し学べるという利便性がありながら、元々の価格より10万円も割安な価格でご提供します。

■ 受講料:440,000円(税込)

■ お支払い方法:クレジットカード決済、銀行振込み

■ キャンセル規定:
オンライン動画の性質上、申込後のキャンセルや返金はできません。

こちらからお申込みください。

 
私(ロバート)があなたのフェーズ3への移行をガイドします。
あなたと一緒にUltimate Freedom Experience(究極の自由体験)する冒険を心待ちにしています。

ロバート・シャインフェルド
Robert Scheinfeld
ロバート・シャインフェルド


社員のやる気は「価値観」が10割。

2013-10-22 [記事URL]

ドクター・ジョン・ディマティーニの近著が発売される。10月24日木曜日発売だ。

タイトルは「Dr.  ディマティーニの最高の自分が見つかる授業

 

その名の通り、「最高の自分」を見つける方法、そして、最高価値観を生きる方法について書かれている。ディマティーニ氏本人が「集大成だ」と語るように、中身が非常に濃い。

 

原題は「THE VALUES FACTOR」

つまり、「価値観」というものを軸として、それこそ恋愛、結婚、夫婦関係、親子関係、健康、経済的自由などなど、人生のあらゆる領域や場面で、なにをどう捉え、考えるべきか、そして、起きていることや現在の自分を、どのように考えれば、最高の自分を見つけ、最高の人生を送れるかについて書かれている。

 

この、バリュー・ファクターという考え方は、当然だが仕事にも役に立つ。すなわち、当研究所のテーマでもある「社員のやる気」を、どのようにすれば、アップできるかについても分かる本である。

 

この本の発売を機に、数回にわたって「バリュー・ファクター」を活用した「社員のやる気」アップの方法などについて伝えていきたい。

 

実は、この本の日本語版は僕が翻訳した。#翻訳にあたっては、当研究所の高衣紗彩氏、岩元貴久氏の多大なるご協力をいただいた。翻訳作業中は、なんとなくドクター・ディマティーニが乗り移ったような気分になっていたが、「価値観」というものが、いかに社員のやる気に関係しているか、改めて理解できたと思う。

 

翻訳作業中、最も「なるほど」と思ったのは、以下のような記述だった。

「モチベーションでは、社員のやる気は上がらない」

これは、ある意味で、人事部や社員研修を行っている人にとっては衝撃的なことではないだろうか?

なにしろ、社員研修と言えば、多くの場合、いかにして社員のモチベーションを上げるか? ということがテーマだからだ。

 

しかし、ドクター・ディマティーニは、それではダメだという。

それはなぜか? そして、なにが本当に社員のやる気をあげるのか?

 

次回以降、詳細に伝えていくが、もちろん、この本を読んでいただければ、そのことも書かれている。簡単に言えば、「社員のやる気は、価値観がすべて」ということである。

 

というわけで、この本は「最高の社員のやる気とである授業」でもある。「社員のやる気」に悩んでいる方は、ぜひ読んでいただきたい。

Dr. ディマティーニの最高の自分が見つかる授業


自分の内側で「やる気」を自ら燃え続けさせるには

2013-06-22 [記事URL]

企業の現場にいるチームリーダー、マネージャー等の管理職は、チームメンバーの「仕事に対するやる気」を高めて貰うために、日々研究をし、実践をし、工夫を凝らしています。

 

 一昔前は、「カツ」を入れる、「シメる」、といった上からの締め付けによる管理が主流でした。

 

私はかつて日本の某都市銀行の香港支店で働いていましたが、その当時の上司などは、「最近たるんでるので、昨日ちょっと締めたのたが、締めすぎた」などと、自分の同期に電話をかけて話していたことを思い出します。そんな上司の行為こそが、我々平部員のモチベーションを下げる要因になっていたのだが、そんなことは上司は知る由もありません。

 

それはいいとして、その上司の締め方が、とてつもなく凄まじかったのです。自分のデスクの前に夜8時位から立たせ、延々夜中の3時位まで説教をし続けるのです。私は、「女性」だったので、その締め上げを免れていましたが、残業が終わった10時過ぎに、立ちっパで怒られ続けている同僚を横目で見ながら帰宅するのは、忍びなかったものです。上司の言う「シメル」は、「締める」ではなく「絞める」だと思っていた位です。

 

 少し前は、こういった「怖れ」や「威圧」がモチベーションを上げるのに有効、或いは、そうやって威圧を与えなければ部下は働かないもの、という認識が社会にあったように思います。これは、そんなに前のことではありません。高度成長期の話ではなく、バブルが弾けた後の1990年代の話です。

 翻って、現在。そんな管理手法はめっきり姿を消したようですが、代わりに、「褒めて」モチベーションを上げる、「褒め」管理が流行しているように思います。

 

「君は素晴らしいね。その調子でこれからも頑張ってくれ」といった具合です。

 

 上げて上げて、喜んで貰って、頑張ってもらう。これは、人間の持つ承認要求に応える形でのモチベーションアップ手法の一つで、それはそれで有効です。が、これには、欠点もあります。それは、常に承認し続けなければならないこと。また、部下が結果を出せないで苦しんでいる時などには、この手法は使えないばかりか、逆効果になる可能性もあります。

 

 結果が出せない時に、褒められても、そうやってモチベーションを上げようとしているのだな、とバレバレです。それに、下向きになっている時に良い言葉を投げかけられても、心に響くどころか、逆に落としてしまうことにもなりかねません。

 

このサイトを覗いて頂いているアンテナの高い管理職の方々は、ご存知の方も多いと思いますが、最近では、人材を人財と呼んで、「費用」扱いしないという考え方が出て来ています。費用扱いしないということは、人材を「リソース=資源」として扱わないということです。増やしたり減らしたりする投入資源としてではなく、会社の財産として、大切に扱う、ということです。

 

欧米などでも株主に向いた経営ではなく、社員を大切に扱う経営が脚光を浴びてきています。社員が幸せであれば、社員は自ずと顧客を大切にし、会社のファンが増え売上増に結びつき、ひいては株主の為になる、というのが理論のベースとなっています。

 

それを唱える学者の一人に、ヘンリー・ミンツバーグ教授という方がいます。ミンツバーグ教授は、日本ではあまり知られていませんが、欧米ではピーター・ドラッカーと並び称される経営学の大家です。 彼は、この3月に日本を訪れ、講演をしています。私も講演を拝聴しましたが、彼の経営理論がダイヤモンド・オンラインで紹介されているので、そこから要点を抜粋したいと思います。

————

彼の主張は、マネジメントとは人間の能力をシステムに適用することで、システムを人に適用することではないという基本的な信念を軸に展開される。そして、やる気とは、自分が大切に扱われているという気持ち、つまり自己や周囲に対する肯定感や信頼感といった気持ち、心理的作用から起こるものとし、コミュニティシップ経営なるものを提唱する。

 彼は論文「『コミュニティシップ』経営論」(ダイヤモンド・ハーバードビジネスレビュー/2009年11月号)において、「コミュニティは、仕事や同僚、そして自分たちの居場所(それは地理的な意味だけではなく、様々な意味において)を大切にし、この気持ちによってやる気が湧いてくるところである」と述べている。

———

 

自分の居場所がある、とは、すなわち、自分の<ミッション>が明確であることに他なりません。自らのミッションを明確に持っている人は、ミッションが明確な企業同様、ブレがなく、方向性がはっきりとしており、強いのです。ミッションとは、すなわち、社会での役割のことです。自らの役割を社会性を持って強く“意識”した時、それは“使命”すなわち、<ミッション>になります。

 

実際、クライアントさんと接していて、自分の人生におけるミッションを発見すると、そのサインが目に見える形で現れます。瞳の奥がキラっと光り、心の底から納得したような、長年探していたものが目の前に現れたような安堵感と喜びに包まれた表情をされます。

 

そして、現在携わっている仕事や個人で取り組んでるボランティアや趣味などがミッションと深くリンクしていると気づいた時、瞳の奥に、第二の光が現れます。自分の任務、使命を全うすることが、自分の存在価値を立証する、高めることになるのだと気づいた瞬間です。自己重要感、自己信頼感が一気に増すのです。こうなると、任務全うのためのアイデアが沢山浮かぶようで、

 

 「私には、やることが沢山あります」

 

「こうしてはいられないのです」

 

「早く社に帰って、色々アイデアを具体化して取り組みたい」

 

 といった言葉が次々と飛び出してきます。

 

自分の<ミッション>への気づきが、コミットへと変容した瞬間です。あとは放っておいても、内側からやる気がみなぎり、周囲を巻き込み、どんどんと仕事を創造し、こなして行きます。与えられた仕事をするのではなく、自分から仕事を見出し、創りだし、こなして行くようになります。ミンツバーグ教授の言うとおり、

 

「マネジメントを実践していくには、理論だけでなく、人の気持ち、感情を土台とした周囲とのつながりがとても重要」なのです。そして、

 

「心の持ちようの変化は、個々の心の中に起こることだけれども、それが対話の場に集ったマネジャーそれぞれに同時進行で起きたとき、組織として大きな力を発揮」します。

 

 企業として、中間管理職のそれぞれが<ミッション>に目覚めることほど、強いことはないでしょう。なにしろ、歯車のそれぞれが、自ら動き出すのですから。

 

 私は、「結果が全て」である外資の金融機関で20年仕事をしてきた中で、使命感<ミッション>を持って仕事に取り組むことほど強いものはないことを実感し、これこそが、自分でも認識していなかった、自分の中に眠る最高の可能性を引き出し、最高のパフォーマンスを発揮するために必要なことだと、確信を得ました。

 

 一つの部門を任されてからは、一人一人の部員が、携わる仕事に自分独自の使命感を見出せるように、仕事の割り振りを考えてきました。その人が持つ、相対的な「強み」が最大限に発揮できる仕事を割り振り、

 

「あなたにしかこの仕事はできない」

 

「あなたの人生にとっても、この仕事に携わることは非常に重要な意味がある」

 

を肝に銘じてもらうことに、労力と時間を費やしました。

 

それが腑に落ちると、人は驚くような仕事をします。仕事の中に使命感<ミッション>を見出している人は、周囲や本人さえもが思ってもみなかったような加速度的な成長を遂げ、考えてもみなかったような結果を打ち出してくるのです。

この理由の第一には、仕事の中に<ミッション>を見出している人は、自己重要感が高く、自信に溢れ、文字通り使命感に溢れ、幸せで心が満ち足りている点が挙げられます。幸せな気持ちで物事に取り組んだ結果もたらされるものは、我慢して嫌々取り組んだ場合とは大きな差が出ることは、周知の通りでしょう。

 

第二に、仕事の中に<ミッション>を見出している人には、迷いがありません。自分の<ミッション>は、この自分が果たさなければ、誰も果たす事ができない、との強い確信があるため、何か困難に出会ったり失敗した時なども、挫折、落ち込み、凹み、といった方向にマインドが向かわず、その段階を飛ばして、何が最善の策なのかを探して脳がプロアクティブに動くことになります。この状態にある人は、「失敗」の報告と同時に「こう対応しました」或は、「こう対応します」という対応策、解決策を持ってきます。しかも、それが早い。

 

第三に、多くの協力者を引き寄せることになり、運をも見方につけるようになります。ミッションに生きていると、内面からの輝きが違ってきて、直感やインスピレーションなども湧いてくるようになります。それが必要とする協力者を惹き付け、自らが必要とする潮流をも創りだす動きができるようになるのです。

 

こういった経験を通して、私が学んだことは、

 

1)メンタルとは、強くするものではないということ。使命感<ミッション>を持っていれば、メンタルが強くなるのです。

 

2)モチベーションは高めるものではないということ。使命感<ミッション>を持っていれば、モチベーションが高まるのです。

 

それがわかってから、私は、部員全員が「仕事の中に自分だけの使命感<ミッション>を見出していること」をマネジメントの柱とする管理手法に切り替えました。個々人のパフォーマンスが劇的に上がったのは、言うまでもありません。

 

 では、<ミッション>を明確に知るには、どうしたら良いのでしょうか。実は、この理論を唱える学者や経営者は、世の中に数多く存在します。ですが、方法論まで確立しているものは少なく、その中で効果があるものとなると、本当に極僅かになります。

 

ミッションを知るための第一歩は、自分のコアな部分が最も大切にしている、本当の自分の噓偽りのない「価値観」を知ることです。私たち、特に40代以上は、社会や親の価値観が画一的であった時代に育ったため、大半が自分自身の価値観というものを認識すらしていない、或いは、ずっと心の奥に押し込めてこれまで生きて来ました。

 

会社の価値観、親の価値観を自分の価値観と思い込んで就職、結婚という人生の重要イベントの決断をしてきたため、仕事に必要以上のストレスを感じ、病気になったり心が病んだり….。それでも働き続ける為に、メンタル面のケアが必要になり….。

 

心が嫌だと言っている仕事だから、ワークライフバランスが必要になるのです。心が喜ぶ仕事なら、オンとオフの線引きなど必要なくなるでしょうし、引こうとしても引けなくなるはずです。

 

一日一日の日常、その連続が、人生です。

 

他人の価値観が反映された日常を送っているなら、他人の価値観を生きる人生になります。

 

会社の価値観は、会社の価値観。

 

親の価値観は親の価値観。

 

自分には、自分の価値観、もっと言うと、世界観があるはずです。

 

自分は、何を信念に、何を善しとし、何に美を感じ、何をしようとして、生きているのか。

 

そういった、自分の世界観、自分の軸。

 

自分の今の人生、日常は、それが反映されたものなのか。

 

そう自分自身に問うてみること、

 

そして、答えがノーならば、自らの価値観に従い、<ミッション>に生きる生き方に修正すること

 

それが自らの内側でやる気を燃え続けさせ、結果を出すための第一歩であると考えます。

 

ミッション・ミッケ 代表
ビジネスパフォーマンス・コーチ/トレーナー
高衣 紗彩


PAGE TOP





MENU

CONTACT
HOME