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【質問】 ディマティーニの教えは、他のメソッドや自己啓発と何が違うのでしょか?

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ディマティーニの教えの特徴を説明するのに、典型的な成功哲学や自己啓発で教えられているものとの違いをお伝えするのが一番分かりやすいと思います。

そこで、世界的なライフ・コーチとしてよく知られているアンソニー・ロビンスとドクター・ディマティーニの違い、両者の教えている内容と教える方法、また違いについて説明した動画を以前に作成しました。

この動画が一番分かりやすいと思いますので、下の画像をクリックしてご視聴ください。ドクター・ディマティーニの教えのエッセンスを知るのに、とても参考にして頂けると思います。


ディマティーニ・メソッドは、成功やお金持ちになるのに有効ですか?

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「お金持ちになること、成功すること」は多くの方が関心を持っているトピックと思います。

では、私たちが推奨しているドクター・ディマティーニ考案の「ディマティーニ・メソッド(DM)は、そのトピックに果たして有効なのか?どのように活用できるのでしょうか?

結論から申し上げると「お金持ちになる・成功する」のに、DMは非常に有効です。

ですが、ディマティーニ・メソッドをすれば、「お金持ちになれる、成功できる」というわけではありません。

お金持ちになるには、お金を稼ぎ、それを有効に運用し、それを増やす為の知識(マーケティングや金融、投資等)を学び、それを実行する必要があります。また、たとえ実行したとしても上手くいく保証はありません。経験を積みながら成果を上げるコツを掴んで実践し続ける必要があります。

同じく成功についても、成功したい分野領域における知恵と訓練、そして実践することです。

残念ながら、コレをすれば一発で絶対成果をあげられるという『銀の弾(魔法のランプ)』はありません。

上に書いたのは、主にテクニックになりますので、ディマティーニ・メソッドとは別のノウハウになります。

さて、ここでDMの果たす役割についてですが・
DMがお金持ちになる、成功することに有効なメソッドであるのは、次の理由からです。

私たちのパフォーマンス(知的作業/身体的作業)には、私たちの精神/心の状態が大きく影響します。

緊張したり、力みすぎたり、または自信がない、集中できないといったメンタルの状態ですと、普段どおりの実力を発揮できず、結果もついてきません。これはみなさんも経験上、よくお分かりかと思います。

メンタルの状態は、興奮しすぎることなくリラックスしている状態が最も高いパフォーマンスにつながりやすいというのは周知の事実。

そして、メンタルの状態は、私たちの外で起きている事象への「認識」とその「解釈」によって決まります。

外で起きている状況とは:
・今、経験していること
・過去に経験したことの記憶
・未来に起こることの想像(予想)
などを含みます。

それともう1つ、大事なことがあります。それは内なる認識と解釈です。

内なる解釈とはレッテル/信念です。

例えば、「お金持ちは強欲で性格の悪い人が多い」「お金は人を狂わせる」「お金の亡者は、裏で悪いことをする」とか「自分は成功者には値しない」「成功するのは一部の特別な人」「自分はいつも失敗ばかり。私はダメ人間だ」

といったお金や成功、そして自分に対するイメージです。

これらのイメージは、私たちが過去に経験したこと知り得た情報を基にしているのは事実なのですが、その事実に対し、全体ではなくその一部に対する解釈をその物事に対しての全体の認識をしてしまったことによって作られた「真実ではない偏った認識」=思い込みの幻想に過ぎない、というのが真実です。

幻想を見ていて、言い方を変えると幻覚を見ている状態では、私たちの本来の力を発揮することはできません。

現実に成果を上げるには、現実(真実)に基づいて行動することです。

DMは、あなたのお金に対する偏った認識、あなたの自分に対する自己イメージを本当のあなたの状態にするのに最高のメソッドです。

もしも今、あなたがお金持ちになっていない、成功していないとしたら、高い確率でお金持ちになるための行動を優先していない、成功するための行動を全力で取り組んでいない。

何らかのブロックが、あなたの全能力を発揮するのを阻んでいる可能性が高いです。

あなたはそれを氣づいているかもしれないし、氣づいていないかもしれません。

DMは、あなたの内に存在するそうしたメンタルブロックを粉々に破壊して、あなたの本来の状態にする為のメソッドです。

それは、私たちの潜在能力を目覚め、メンタル、身体的、知的に最高の状態にしてくれます。

この時「ゾーンまたはフロー状態」と言われる、私たちが最高度に集中し、能力を発揮しやすい状態に入ります。

——

DMを通して真実を知る、無の境地に至る体験。それをブレイクスルー体験と呼びます。

このブレイクスルー体験を自分一人で完遂するのは至難の業です。そこでドクター・ディマティーニが直接指導する形で取り組めるようにしたのが『ブレイクスルー・エクスペリエンス』です。

1年に1回程度のペースで開催していますので、日程を確認の上、ご参加されることをお勧めします。(次回開催予定日/2022年11月3日~4日)

なお「ディマティーニ・メソッドの概要を知りたい、体験したい方」を対象に『ディマティーニ・メソッド ZOOM研修」を10月16日(日)、22日(土)に開催予定です。本研修は、ZOOMオンラインでご参加頂けます。

『ディマティーニ・メソッドZOOM研修』の詳細は下のURLクリックしてご確認下さい。
https://www.yaruken.com/zoomdm/

以上、ご回答とさせて頂きます。


ディマティーニ・メソッドを体験すると、悟りの境地に達せられるのですか?

 [記事URL]

まず「悟り」について、2つの意味があることを前提として質問にお答えします。

1つは、本質または本当のことに氣づく。知らなかったこと、氣づいていなかったことを知る=悟る。もう1つは、これは仏教で言うところの無の境地=悟りの境地。

と上記の2つを悟りと言うのであれば、ご質問のDMで悟れるのですか?の答えは..

YESです。

どういうことか、説明しますね。

ディマティーニ・メソッド(以下:DM)でよく取り組む課題が、過去のネガティブな経験:例えば、友人から騙された(事実と異なることを伝えられた。虚偽の情報を知らされた)それによって不利益を被ったり、ショックを受けたとします。

そのことが今でも忘れられず、その友人のことを嘘をつく人、酷い悪い人、許せない、会いたくない。被った不利益が今でもショックで悔しい、辛い、悲しいという感情が沸き起こる。またそのことがきっかけとなり、他人を信用できず、人に心を開くことができない、人付き合いが不得手、となっているとします。

この例では、友人が事実と異なる虚偽の情報を伝えたことに対して、その行為は悪い行為、人に不利益を被らせる許せない行為、友人が嘘をつく人、悪い人という認識が強くその人の中に根付いている状態です。

さて、そこでDMです。悟りを「本当のことに氣づく」「知らなかったことに氣づく」といったそれまでの認識上になかった新たな情報(事実)を知ることとした場合のケースです。

このケースでは、DMでは、あなたが氣づいていない点(盲点=スコトマ)に意識を向けさせる質問を問いかけることで、本当のことに氣づくことができます。

例えば・・・

あなたも人に事実と異なる情報を伝えたことはありませんか?という視点から、過去に自分が嫌だと忌み嫌うことを自分自身もしていた、しかも自分を騙した人と同じだけの質と量でそういうことをしたという事実を認識します。

他人からされた酷い行為を自分自身誰かにやっているという事実を認識することはショックですが、それを受け入れる時、相手からされたことの意味合いが大きく変容する体験をします。

次に、その人が虚偽の情報をあなたに伝えたことで、あなたが実際に得た利益は何ですか?あなたを支え支援してくれた人が現れたり、それを機にこれまでと異なる事を始めたり、新たな情報やスキルをマスターしたり、金銭を手にする機会を得たり等。

つまり、騙されたことで不利益を被ったのは事実ですが、それと同じだけ利益も得ていたことに氣づくと、相手が自分に事実と異なることを伝えたことに対する認識が大きく変容することになります。

過去にあなたに事実と異なることを伝えた人に対し「あの人は嘘つきのひどい人」というレッテルを貼ってしまっている。そこで、その人があなたに事実を正しく伝えたことがあることを思い出してもらう質問を投げかけます。

真実は、その人は確かにあなたに事実と異なることを伝えたことがあり、その一方であなたに事実を伝えたこともある人なのです。忘れたり、無視したり、欠如していた正反対の認識を再認識することで、レッテルをはがします。

このレッテルが外れた時、その人に対する過去のネガティブな認識は大きく変容することになります。

あなたは、あなたに事実と異なることを伝えた相手に対し「そういうことをしなければ、あなたのことを恨んだり忌み嫌うことはなかったのに。それさえなければよい友人関係でいられたのに・・・」とタラレバの思いを持っているかもしれません。

そこで、では実際にそのタラレバ、つまりその人があなたを騙すことなく、あなたに正しい事実を正直に伝えていたとしたら、あなたにどんな不利益を生じることになるかを考えます。

そうなのです。通常、タラレバの発想は、実際に起きたことと正反対のことが起きることは良い(プラスの)ことと期待して認識します。が、DMではあえて、そのタラレバが現実に起きたとしても、それによってあなたが被る不利益を認識するのです。このワークを行うことによって、タラレバの幻想が消滅することになります。

こうした上述の質問以外にもDMには、私たちが通常考える視点、思考パターンとは異なる、つまり、思考パターンの外にある部分は、私たちが人生を認識する盲点となっている部分(闇)に、意識を向かせる(光を当てる)ことをします。

質問されることで、私たちはそこに意識を向けるようになります。そして、今まで見えていなかったこと、無視していた部分、まったく氣づいていなかったことに氣づくことになります。

そして、もう1つの悟りの境地=無の境地に至る、について。

先に挙げた質問の答えは、すべてこれまでの認識(ネガティブな点=不利益)に対し、それと完全に同量、同質の認識(ポジティブな点=利益)を認識することで、マイナスとプラスがちょうど完全にバランスを取ります。

つまり、マイナスとプラスが完全にお互いを打ち消し合うことになります。

この結果、マインドの解釈が、マイナスとプラスが打ち消し合ってゼロ(無)になるのです。

仏教で坐禅を組んで瞑想をしたり、マインドフルネスの瞑想、または特定の周波数の音を聞くことによってマインド(心と思考)を沈め無の境地に至るという手法が世間では知られていますが、これを実現できるには、それこそ何年、何十年と修行を積まないと容易には無の境地に至ることは難しいです。

実際、僧侶で無の境地という究極の悟りを開いた人は、1000年の歴史で数えることができる少数の高僧しかいないと言われています。

それは、坐禅を組んで何も考えない、何も感じないというマインドを完全に沈黙させることがどんなに困難なことか・・・・という証明です。

が、実は無になることは難しくない、ということをDMが証明しました。

思考するのを止めて無になろうとするのではなく、ネガティブな思考に対し、同じだけのポジティブな思考をぶつけることによってマイナスとプラスで打ち消しあってゼロ(無)にしてしまえばいい・・・というコロンブスの卵的な発想で無の境地に至ることをDMによって達することができます。

このように悟りが、本当のこと(真実)を知る、無の境地に至る、ものであるなら、DMは何十年も修行を重ねることなどしなくても、早ければ数時間で仏教の偉人と言われる高僧と同じ悟りを拓く体験をすることができます。

——

ディマティーニ・メソッドで悟りを開くことができるのか?というご質問に対する答えは以上になります。DMを通して真実を知る、無の境地に至る体験。それをブレイクスルー体験と呼びます。

このブレイクスルー体験を自分一人で完遂するのは至難の業です。そこでドクター・ディマティーニが直接指導する形で取り組めるようにしたのが『ブレイクスルー・エクスペリエンス』です。

1年に1回程度のペースで開催していますので、日程を確認の上、ご参加されることをお勧めします。

『ブレイクスルー・エクスペリエンス』の詳細はこちらでご確認下さい。
(次回開催予定日/2022年11月3日~4日)

以上、ご回答とさせて頂きます。


Dr. ディマティーニ 2大メソッドの「疑問解消コーナー」を新設!

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人間行動学の世界的権威ドクター・ディマティーニが、40年以上にも及ぶ研究の末、完成したメソッド「ディマティーニ・メソッド」「バリュー・ファクター」

この2つのメソッドは、世界各国で人間再教育プログラムや企業研修プログラムとして活用されています。両メソッドは、従来とは全く異なるアプローチをとる事もあり、初めて学ぶ人には判りにくい面もあるようです。

そこで、本メソッドについて、よく寄せられる質問を取りあげ、弊社代表の岩元貴久がインタビュー形式でお答えするコーナーを新設しました。皆様に参考にして頂けそうな内容を、都度、追加していきますので御参考になさってください。

『メソッドの疑問解消』ページはこちらよりご覧下さい。

なお、本コーナーで取りあげて欲しい疑問などございましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。
お問合せはこちらよりどうぞ


ディマティーニ・メソッドをする目的と意義は?

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ディマティーニ・メソッド(以下:DMと略)について、もっとも質問されることが「DMは何のために、またDMをすることでどんなメリットがあるのですか?」というものです。

この質問に対して、私は「人生で体験する出来事、人間関係、知識の習得(学習)について、人生を力強く前進する認識に変わります」と答えます。ちょっと分かりづらいと思うので、例を用いて説明しますね。

今、アメリカは11月の中間選挙に向けて候補者たちがアメリカ全土で活動を行っています。

私が暮らすテキサス州でも、州知事選挙が行われるので現職のグレッグ・アボット州知事が再選を目指して、盛んに活動しています。

そのアボット現知事は、26歳の時にジョギング中に倒れてきた木の下敷きになって下半身不髄となり、それ以来車椅子を使用するようになりました。

先日、アボット氏の奥さんが選挙演説をしていて、アボット氏が災難にあった後、どれだけ奮起して精力的に活動をし、州知事になったかというストーリーを話していました。

そして、こう言ったのです。「グレッグは、あの災難に遭ったことで人生が変わったのではありません。災難に遭ったことに対して、その後彼がどんな行動をとってきたか、その彼の行動がグレッグの人生を変えたのです。

つまり、災難の出来事がアボット氏を変えたのではない。変えたのは、アボット氏自身であるということです。

そして、アボット氏の行動は何に基づいているかといえば、その災難に遭ったことに対する認識に他なりません。

災難に遭って下半身不随となったことの不幸を数え上げることもできたことでしょう。しかし、いくら不幸や不運を数えたからといって起こってしまった下半身不随が治癒するわけではありません。

アボット氏の人生の質は、彼が災難に遭った後にとった行動です。

そして、彼のその行動は、何に基づいたかと言えば、その災難をどのように認識したか?

つまり、下半身不随となったことに対して、どう認識したか、それが彼のその後の人生の運命を決定づけたのです。

下半身不随を悲劇、不運だと認識し、悲観にくれることもできたでしょう。
しかし、アボット氏はそう認識しなかった。

その出来事によって彼がやるべきこと、彼ができること、彼が今後一生をかけて取り組むべきことに目覚めたのです。

ディマティーニ・メソッドは、まさにこのアボット氏が出来事に対して認識したこと、そしてそこから今後生涯をかけて取り組むべきミッション(天命)に目覚める。それを可能にするメソッドです。

だから私はディマティーニ・メソッドを「人生で体験する出来事、人間関係、知識の習得(学習)について、人生を力強く前進する認識に変わる」メソッドであると言っています。

ここで誤解のないよう補足すると。

世の中にはポジティブ思考やNLPといった「認識を意識的に変える」心理ツールがあります。が、ディマティーニ・メソッドは、それらとは全く異なります。

何が違うのかというと「認識を変える」ことはしません。「認識が変わる」のです。

「変える」と「変わる」は一つの言葉「え」と「わ」の違いですが、その意味は大きく異なります。

「変える」は人為的であり、無理やり、強制的かつ意図的な意味を含みます。

これに対して「変わる」は、人の意図は介在せず自然にそうなるという意味になります。

そもそも私たちの認識は、自分が意図的にそう思い込むのではなく、そう思ってしまうものですよね。自然にそうなってしまうのが認識です。

認識がこのように自然と生まれるものだからこそ、私たちはその認識を意識することもなく自然にその認識に基づいた行動をとるのです。

これが意図的にそう思うことにしたという認識ならば、私たちはその認識に素直に、スムーズに従った行動はとれず、どこかぎごちなくなるものです。

自然な認識こそが、私たちの行動をコントロールする。だからこそ認識は、「変える」よりも「変わる」方が私たちの行動を変える力を持つわけです。

そしてもう1つ大事なことがあります。

認識が変わるのは、事実(実際に私たちが知覚した本当に起きた事象や現象)に氣づいたときです。

ディマティーニ・メソッドは、観念的に認識を変えるようなことはしません。実際に起こった事実を見つけていくプロセスによって自然と認識が変わるのが特徴です。

そして、私たちが一見、不幸や悲劇、不運とみなした出来事の真実を認識したとき、私たちの人生にブレイクスルーが起きます。

私たちの人生の風景がこれまでとは全く違ったものに見えてくる・・・それがブレイクスルー体験です。

そして、その人生のブレイクスルーを体験することのできる貴重な機会が『ブレイクスルー・エクスペリエンス』と呼ぶドクター・ディマティーニの代表的なセミナープログラムです。

『ブレイクスルー・エクスペリエンス』の詳細はこちらをクリックしてください。


「ディマティーニ・メソッド」 とは、どのようなものですか?

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ディマティーニ・メソッドは、その名称にディマティーニとあるようにドクター・ディマティーニを代表するメソッドで、私たちの人生観を劇的に変容し、人生の様々な課題を解消する非常に強力なメソッドです。

名称が長いので、これからディマティーニ・メソッドをDMと呼んだ上で解説しましょう。

よく問われるのが「DMは一言で表すと何ですか?」という質問です。

実はこれがなかなか難しい。なぜならDMは、私たちの認識の根幹をこの世界に働いている原理に基づいて、人生で起こる様々な出来事や事象に対する認識の偏りを中和化します。この中和化によって解消するDMは、1000通り以上の応用が可能だからです。

ただ、DMの本質を一言で表すなら、それは・・・

『愛の科学』と言ってよいでしょう。

ここで言う『愛』とは、恋愛やロマンスの愛、情念の愛ではありません。
この世界に働いている秩序=法則のことです。

ただし、誤解しないで頂きたいのは、DMはスピリチュアル(精神世界)の教えではないということ。物理や数学のように、それを応用することで私たちの人生に様々な恩恵を具体的な形で現すことができる実用的なものです。

私たちは、地球上に存在するため、地球上に働く自然の法則、物理法則の恩恵を受けています。私たちの意思に関わらず、私たちはその法則に基づいて生きている。いやそうした法則に生かされていると言ってよいでしょう。

法則に則っていると物事がスムーズに進みますが、法則に反すると、様々な困難を経験します。

私たちが人生や仕事、人間関係で問題や課題を認識するのも、この世界に働いている法則に知らず知らず反してしまった結果なのです。

法則は、言い方を変えるとこの世界の真実の姿を知るメガネのようなものと捉えるとイメージしやすいと思います。

真実がよく見えないとき、メガネをかけると、つまり法則に基づいて見ると、今まで氣づかなかった真実が見えるようになります。

DMは、その法則に基づいて私たちが問題としているものの真実の姿を見ることを可能にするメソッドです。

具体的には、法則に基づいた質問で構成されたフォームの形式をとっています。

最新のDMの質問フォームは無料で弊社のサイトで提供していますので、ご興味あればリンクをクリックしてダウンロードして下さい。

DMの質問フォーム↓
https://www.yaruken.com/demartini-method/#dmform

さて、DMの特徴、他のメソッドとの違いについてお伝えしましょう。

DMの一番の特徴は、問題を解決することを目的としない点です。
DMは、問題の根本を解消し、その問題に感謝して次のステージへと進む力を持ってもらうことを目的としています。

それは、なぜか?

問題を解決しても、その問題は、その後、人生で何度も繰り返し起こることになるでしょう。なぜなら、問題は、私たちがそれを「問題」として認識する時に生じるのであって、何かの事象そのものが問題ではないからです。

同じ事象であっても、それを問題として捉える人もいれば、それを恩恵として捉える人もいるのが実態です。

つまり、問題と認識するのは、事象そのものが問題ではなく、事象がその人の期待に反するとき、またはそれが当人にとって不利益や不都合となるとき、その人はその事象を問題と認識します。

このようにある特定の事象を問題と捉える認識のパターンが変わらない限り、同様のことがある度に、その人は問題と認識することになり、その人の人生から問題は繰り返されることになるわけです。


最高価値にリンクすることで、仕事のやる気が高まるということでしたが、他にも応用できる分野はあるのでしょうか?

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もちろん他にも応用分野はあります。

私たちにとって最も身近であり、人生の質(氣持ちいい、幸せ)を決めると言ってもいいくらいに重要な『人間関係』にも応用できます。

人間関係は、職場もそうですが、家族やプライベートでのお付き合いなど、様々な分野に存在します。人間関係が良好だと幸せを実感し、氣持ちがポジティブになって、活力も出てきます。

そして、その人間関係はコミュニケーションの質で決まると言っても過言ではありません。実は価値観はコミュニケーションの重要な鍵を握るものなのです。

私たちは誰もがユニークな価値観を持っています。つまり、誰一人として同じ価値観の体系を持つ人はいません。似ていることはあっても完全に一致することはない。それは指紋や声紋のように、ある意味、価値観の体系は私たちを特定できる、アイデンティティの1つです。

さて、自分とは異なる価値観を持つ相手とコミュニケーションをとるには、実は丁寧かつ慎重になされなければなりません。ですが、私たちは日頃ほぼ何も考えずに、自分の伝えたいことを相手に伝えるコミュニケーションをとっています。

それが上手くいく場合もあれば、上手くいかないこともあります。
本来お互いに愛し合っている夫婦や親子なのに、会話が噛み合わず葛藤が起きるのは何故か?

職場での人間関係が本来同じ目的、目標に向かって仕事をしているのにギスギスしたコミュニケーションになるのは何故か?それはコミュニケーションをとる時に、相手の価値観が何か?を知らずに、そして知らないからこそ、それを意識した会話をしていないことに原因があります。

もしあなたが良好なコミュニケーションをとりたいなら、まずはコミュニケーションには3つのタイプがあるということを知るとよいです。

その3つのタイプのコミュニケーションとは、次の3つに分類されます。

1.ケアレス(Careless)なコミュニケーション
2.ケアフル(Careful)なコミュニケーション
3.ケアリング(Caring)なコミュニケーション

それぞれについて説明しましょう。

1つめのケアレスなコミュニケーションとは、相手の価値観を無視または蔑ろにして、自分の価値観を主張または相手に押しつけるコミュニケーションです。

例えば、あなたが職場の上司で、部下に対して業務を指示するとしましょう。この場合、あなたが部下にやって欲しいことがあなたの価値観になります。あなたはその業務があなたの部署または会社にとって重要なものであると認識しています。

だからこそ、部下も当然理解している、そして部下にとっても重要な業務であると思い込んでいます。つまり、相手もその業務の価値を認めているとあなたは勝手に思い込んでいるのです。

そうするとあなたは、その部下に直接的に「君、この業務をお願いします。」と伝えるでしょう。でもその時、部下は他の自分が優先する業務に取り組んでいるとします。つまり、それは部下にとって重要な業務(最優先の価値観)です。

あなたはそのことを知りません。または知っていても、その部下の業務より自分が指示する業務の方が重要だと認識している。だからあなたはお構いなしに、自分の価値観(業務)を部下に指示するわけです。

部下にとっては、あなたから指示された業務は自分が取り組んでいる業務より重要なものとは思いません。なので優先順位は下がります。

なのであなたが指示した業務に対する部下の反応は

ー やる氣のない返事や態度
ー「はい」と返事はするものの、あなたの指示した業務は後回しになる

といったことになるでしょう。

あなたはその部下の反応に対し「なんとやる氣のない部下だ」と不満に思ったり「早く取り組め」と憤ることでしょう。このように「自分の価値観は相手の価値観よりも優先する」という認識が、ケアレスというコミュニケーションになります。

2つめのケアフルなコミュニケーションとは、それとは逆です。相手の価値観を過度に優先して、自分の価値観を無視または蔑ろにし、相手の主張(価値観)に従うコミュニケーションです。

この場合、部下のご機嫌伺いをすることになったり、部下に仕事を依頼できずに自分で仕事を抱え込み、結果として非常に忙しく我慢に我慢を重ねているのでストレスが溜まっていくことになります。

一見、部下とのコミュニケーションは良好に見えますが、自分の心の内はストレスが蓄積されフラストレーションに苛まれることになります。

コミュニケーションとして最も賢く、生産的で人間関係を良好なものにするのは、3つめのケアリングなコニュニケーションです。

ケアリングとは、自分と相手の価値観の両方を満たすコミュニケーションのことをさします。

上司が部下に業務を指図するにしても、部下の価値観と依頼する業務(上司の価値観)をリンクし、指図した業務が、部下の価値観に何らかのメリットとなる、役立つ、貢献するということを部下に氣づかせてあげるようにコミュニケーションするのです。

私たちは、業務をそのものを評価することはありません。その業務が持つ意味を評価するのです。

業務の持つ意味とは、その業務を担当する者にとって、自身の価値観にプラス(利益)となるのかマイナス(不利益)になのかの判断です。

そして利益とは、価値観と合致しているとか価値観をサポートしているという意味で、不利益はその逆で価値観に反したり障害となることを意味します。

もっと分かりやすく言うと、私たちは何かに取り組むとき、やりがいを感じるかどうかで、その取り組み方の姿勢は大きく異なりますよね。

では、あなたはどんなときやりがいを感じますか?と問うたとき、あなたはどう答えるでしょうか? きっと自分にとってメリットがあると感じた時と答えるでしょう。その「自分にとって」というのは「自分の価値観に対して」とするのがより正確な表現と言えるでしょう。

ではケアリングのコミュニケーションを具体的にどのようにとるのか?

端的に言えば、対象行為をすることが、相手の価値観にどのようなメリットを及すののかを知ってもらうということになります。ただ、会話は生モノですので、正確にケアリングのコミュニケーションのやり方を文字で伝えるのは難しいです。

ですので、ケアリングのコミュニケーションの事例を知りたければ、バリュー・ディターミネーションZoom研修バリュー・ファクター・トレーニング・プログラムに参加していただければ、深く理解していただけると思います。(注)日程をご確認の上、ご参加ください。


バリューファクターで、常に心満たされる時間を過ごすための秘訣があれば教えて下さい。

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自己啓発やスピリチュアルなセミナーでよく教えられている「ワクワクすることを仕事にしなさい」「自分が好きなことをしよう、やりたいことをしよう」とは、自分が価値をおいていること(最高価値)を仕事にしたり、ライフワークにしたりすることだとお伝えしました。

一方で、ただ価値をおいていることをしようとしても、それだけでは十分ではない、現実にはならないともお伝えしました。なぜなら、好きなことだけをやれるような環境は現実には存在しないからです。

好きなことを仕事にしても、必ずその仕事の中には価値をおいていない(嫌いな)業務が含まれるものです。また、仕事そのものはよくても、そこで働く他の人たちとの人間関係で嫌なことを体験するでしょうし、期待した成果を上げられない、予期しない問題が生じることもあるでしょう。

冷静になって、人生で起きていることを正直に観察すれば、価値観に完全に合致していることは、全体の20%に満たないことがわかるでしょう。要は、80%はあなたの価値観に合致しているとは言えない、または反していることで締められていることに氣づくでしょう。

と言ったら、ガッカリするでしょうか?
今、お伝えしたのは、実は真実ではありません。

全体の80%が価値観とは関係ないこと・・・というのは、あくまで私たちの普通の表面上の認識の結果であって、それは私たちの物事の捉え方が上っ面な偏ったものであるから、そのように見えるだけのことなのです。

ここで人生の真実をお伝えしましょう。
私たちが人生で体験するすべての出来事、認識するすべての物事は、私たちの最高価値観に貢献しています。

「まさか、そんなことありえない!」と反論する方もいらっしゃるかもしれませんが、これは真実です。もしも百歩譲って、それが真実でない、例外もあるとしましょう。

その場合、これだけは本当のこととしてお伝えします。人生で起きるあらゆる出来事、経験する物事が、あなたの最高価値に貢献している、利益をもたすことを、1つ1つ認識していけば、その数が多くなればなるほど、あなたはその出来事に感謝し、その出来事を受け入れ、そこにやる氣を感じ、今までよりもはるかにやりがいや生きがいを感じて、積極的にそれに向き合っていきます。

具体的には、あなたの日々の仕事の中には、嫌々ながら担当している業務があることでしょう。あなたはその業務が嫌いです。できるならば誰かに担当を代わってほしいと思っている。そんな業務があるとします。もし、その業務だけを毎日あなたが担当することになったら、きっと仕事へのやる氣は失われ、毎日会社に行くのが憂鬱になることでしょう。

その場合、バリューファクターを使って、あなたのその価値をおいていない業務が、あなたの最高価値に生きること、その分野で成果を上げることに、具体的にどのように貢献し、メリットを与えているか、といったことにあなたが氣づいて、嫌いな業務とあなたの最高価値をリンクさせます。

あなたが、そのリンクを強く認識すればするほど、その今まで嫌いだとみなしていた業務に対するあなたの認識は、やり甲斐のある業務へと変貌します。

以上述べたことをまとめると・・
あなたが真に心満たされた状態で毎日を過ごすには…

  1. ・あなたの最高価値を仕事にする。最高価値のことに時間を費やす日々を送る。
  2. ・あなたが今、担当している全てのこと(業務や出来事)と最高価値とのリンクをたくさん発見する。

これができれば、あなたの日々の人生の認識が、自分が本当にやりたいことだけをしている人生に変貌します。あなたは、なんて自分は運がいいのだろうと感謝し、それこそ心満たされた状態で人生を生きることになります。


VDで価値観を明らかにしたあと、それを日常にどのように活かしていけば良いのでしょうか?

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私たちが、人生にもとめていること、最終的な目的は何か? といえば、心が満たされることではないかと思います。仕事で成功するのも、お金を稼いだり、富を増やすこと、好きな相手と結ばれること、健康で長生きすること、知りたいことを探求して知識が増えること….etc.

それを実現することで、心が満たされた状態になりたいわけです。では、私たちにとって心が満たされる状態とは、どうなったときでしょう? それは、自分にとって価値をおいていることに生きている時に他なりません。自分にとって重要なこと、大切にしているもの、大事なこと、好きなこと、嬉しいこと、やりたいこと・・・・もっと言えば、それを実現することが「生きがい」となることをしているとき、私たちは心が満たされた状態=幸せを実感しています。

つまり、実現に向かっている途中のプロセスというか、その行いそのものが実は幸せなのであって、実現とか達成とかの「結果」ももちろん幸せを感じるものですが、それは一瞬でしかない。それよりももっと長い時間、その実現に向かっている過程を自分が最も価値を置いていることに関わったり、それに従事していることが幸せである。

例えば、赤ちゃんが産まれた瞬間、それは嬉しいですよね。でも、その産まれた瞬間の喜びは一瞬です。その時感じた幸せは長く続きません。それよりも、赤ちゃんが産まれてから一緒に過ごす時間、赤ちゃんの寝顔を見たり、喜ばせて笑顔を見せる赤ちゃんと一緒に過ごす時間が日々、心を満たしてくれる幸せな時間になります。愛するものと一緒に過ごす時間が大事な価値観と言えるでしょう。赤ちゃんを授かるというのは、そのプロセスの1点ではありますが、全てではない。

お金を稼ぐことについても、収入が銀行口座に入金されたときは嬉しいですが、それは一瞬の喜び。収入を稼ぐ過程で、あれこれアイデアを考え、それを実行に移したり、そのために新しいことを学んだりしているその過程に充実感=幸せを感じているものです。

つまり、価値観が明らかになることで、自分が幸せ=心満たされる時間を過ごすには、何をすればいいかが明確に認識できる。そう、あなたが幸せになる方法が明らかになることを意味します。ということは、何をしたらいいか?もうお分かりですね。

あなたが価値をおくこと(分野)に集中して意識と時間を費やせばいい。簡単な言葉で言えば、あなたが大好きなこと、やりたいことを仕事にしたり、時間を費やしたり、お金を投じたり、それについての知識を学べば、心満たされた毎日を過ごせますよ、ということです。

ここで、もしかすると「でも・・・」と反論したくなった方もいるでしょう。「好きなことを、そのままやればいい、というのは言うは易し、行うは難しい」と。

まさに、それがドクター・ディマティーニが考案したバリュー・ファクターの真骨頂でもあります。そう、好きなことを仕事にするとか、やりたいことをする人生は、単に自分が価値を置いている分野で働いたり、それをライフワークにすればいいというだけで実現できるものではありません。なぜなら、それは価値観に生きることの必要条件の1つではあっても全部ではないし、十分には全く不足しているからです。

では、どうすればいいのか?
バリュー・ファクターの真骨頂である、常に心満たされる時間を過ごすための秘訣は、次回ご説明します。


13の質問に答えていけば価値観が特定できることは判りましたが、答える際のポイントや注意点など、もう少し具体的に教えて下さい 。

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それでは、バリューディター・ミネーション(VD)を使って価値観を明らかにしていくプロセスをVDの2つの質問を例に、具体的にみていきましょう。

VD 質問1.
あなたのパーソナル空間を占めているものの中で、多いものから順に3つ挙げてください。

解説)パーソナル空間とは、あなたの身辺半径1.5メートル以内のことを指します。他人がそれ以上あなたのそばに近寄ると窮屈に感じるような範囲です。

この空間はあなたにとって自分の空間という認識を持つので、この空間はできるだけ自分にとって心地よいもの、好きなもの、お氣に入りのものを置いておきたいと思うものです。

それからあなたが重要に思っているものも、すぐにアクセスできるように、それらを近くに置いておきたいでしょう。

回答のポイント)常にあなたの身辺近くに置いているもの/あるものは何か、実際に探してみてください。考えたり想像するのではなく、実際に見てみることが大事です。

あなたの近くにあるものは何ですか?一番目につき、常に手にしている、使用しているものです。

スマホはその一例となるでしょう。パソコンかもしれません。お氣に入りのネックレスかもしれませんね。その具体的事象を回答として挙げるとき、1つ注意が必要です。

例えば、スマホ。これは一見具体的ですが、実はそうではありません。スマホにはiPhoneもあればAndroidもありますね。また、あなたにとってはiPhoneが重要なのではなく、iPhoneのアプリが重要なのかもしれません。iPhoneは、そのアプリを格納している機器であるだけのことかもしれません。

ここでの回答は、具体的にiPhoneの機種やスペック、また実際に頻繁に使用しているアプリの名称をここで一緒に回答するといいでしょう。

価値観は何?)さて、上記の質問に対する回答として、iPhone12 Pro、アプリはYouTube, Facebook, Instagramの3つを挙げたとします。この具体的事象であるiPhoneやアプリは、あなたの価値観そのものということではありません。それはあなたの価値観を示すシンボルに過ぎないです。

あなたの価値観は、そのiPhoneやアプリを使って具体的に行っていること。 この使用目的、実際の使途があなたがとっている行動であり、それこそが価値観となります。

ここは、とても重要なのでよく覚えておいてください。

価値観は、あなたの行動を駆り立てるものであり、それは具体的な行動または動詞で表されるものになります。YouTubeやSNSを使って、あなたが何かの調べ物をしているとか、あなたが何かを発信している・・・それがあなたがやりたいこと、好きなこと、自発的に行っていて熱中していることのはず。その行為は、あなたの価値観に他なりません。

一例として、価値観として「異性との恋愛で悩んでいる人たちに、人の心理作用とコミュニケーションの方法を伝え、充実した恋愛体験を持ってもらうことに貢献したい」というのが考えられます。

もう1つ、別の質問事項の回答例を見てみましょう。

VD 質問2.
あなたが他人と会話する時、頻繁に話題にするトピックの中から、上位3つ挙げてください。

解説)あなたが友人や職場の同僚、パートナー、または仕事上で知り合った人と、自由に何を話してもよいプライベートな時間の中で、あなたが積極的に話題を切り出したり、他の人が切り出した話題であっても、それに熱中して積極的にその会話に参加しているトピックのことです。会話の中で、あなたが中心になったり積極的に発言しているトピックです。自分があまり発言せず他人が話すのを聞いている受身的なものではありません。

回答のポイント)あなたが価値を置いているものについては、あなたは日頃から情報収集しているので、それに精通しているはずです。そして情報量も多い。つまり、あなたは他人にシェアするだけの情報量・質ともに十分に持っているので、あなたはそれを発現することができます。

価値をおいていないトピックだと、そもそも日頃からそうした情報に触れていないので発言するだけの情報を量・質ともに持ち合わせていないので、聞き役にまわるしかないのです。なのでここでは、あなたが積極的に熱中して話題に発言しているトピックを挙げます。

価値観は何?)この質問項目の価値観は、前述の質問項目1とは異なり、ここに挙げたトピック(具体的な事象)がそのまま価値観になる場合が多いです。

ただ、場合によってはビジネスに繋げるために、自分がその話題について詳しいプロであることをアピールすることを目的としている場合もあります。その場合、トピックに関するものを純粋に知りたいという価値観からきているのか、それともそのトピックについて精通し、それを教えることを価値としているのか、それともビジネスに繋げて売上を上げることを目的として、その販売戦術の手段としてのトピックなのかを正直かつ適切に把握することが重要です。

このようにバリュー・ディターミネーション(VD)は、ただ質問に答えるのではなく、あくまで自分が本当に重要と思い、大切にし、やりがいを感じ、好きなことである価値観を明らかにする、という認識を持って取り組むことで、質問への回答の仕方が変わるということを認識してください。それができないと、VDに取り組んでも、あなたの本当の価値観は明らかにできません。


バリュー・ファクターで 「価値観」を知るコツや手順を説明していただけますか?

 [記事URL]

ドクター・ディマティーニが考案したバリュー・ファクターは2つのコンポーネントで構成されています。1つはバリュー・ディターミネーション、もう1つはバリュー・アプリケーションです。

そのうち価値観を明らかにするのは前者のバリュー・ディターミネーションになります。以前の回答で価値観とは行動を促すドライビング・フォースである、と言いましたね。

これはつまり、私たちの行動は「価値観」を基準に決められていることを意味します。

もっと正確に言えば、私たちは人生で体験する出来事を、価値観を基準にして認識・判断・意思決定し、その結果で行動しています。

私たちが何かを行動すると、原因と結果の法則にあるように何らかの結果(現象)が生まれますね。

ということは、私たちの周りに起きている現象や自分がとっている行動、発言は、私たちの価値観に基づいた行動によって生み出された結果であるわけです。

これを逆手に取れば、自分が普段日常的に何をしているか?身の回りに自分の意思によって揃えた物品などから、自分の価値観を導き出すことができるということになります。

例えば、あなたのスマホの待ち受け画面には何が表示されているでしょう?

きっとあなたのお氣に入りのデザイン、写真が表示されていることでしょう。なぜなら私たちは自分が好きなもの(価値観に合致しているもの)を自分のそば近くに置きたいと思うものだからです。

そしてお氣に入りのものを見ていたいと思うのが自然でもあります。

それから私たちが友人とどんな会話をしているか?SNSでどんなトピックについて投稿して発信しているでしょうか?

あなたはそのトピックが好き(価値をおいている)なはずです。価値をおいているからこそ、それに関連した情報に普段からアクセスしているでしょう。その結果としてその情報に詳しくなり、それを他人と分かち合いたくなり、SNSで発信しているのです。

それから価値をおいていることにお金を使う傾向があるはずです。価値を認めないものにお金を費やすのは無駄です。これは無駄遣いのムダとは異なります。あなたにとって価値を認めないもののことを無駄と言います。

だからあなたがお金を使っているものは、あなたが価値を認めているものに他なりません。

このように私たちは価値を認めるものを(に)…

  • 自分の身の回りに置いている
  • 時間を使っている
  • 熱中し集中する傾向がある
  • お金を費やす
  • 秩序だって整理する
  • 規律を守る傾向がある
  • よく考え、その考えを現実にするために行動する
  • よく想像しては、その実現のために行動する
  • ついつい自分自身に語りかける傾向がある
  • 他人との会話のトピックとしている
  • 啓発されたり感動する傾向がある
  • 長期に渡ってそれを実現しようと目標として掲げる
  • 知りたい、学びたいと思い、その情報を収集している

といった上記の13項目の行動をとっているものです。

実はこの13項目こそが、価値観を明らかにするための問いかけ(質問事項)であり、これに正直に明確に、そして詳細に答えることで、その人の価値観が浮き彫りになるのがバリュー・ディターミネーションです。


バリュー・ファクターで『価値観』を明らかにできるということですが、具体的にはどうやって価値観を知ることができるのでしょうか?

 [記事URL]

まず方法を説明する前に「価値観とは何か?」を明確に定義することからお話しします。VFにおいての「価値観」は、行動を促すドライビング・フォースです。

つまり、

  • ・ソレ(価値観)をするのが待ち遠しい。
  • ・ソレ(価値観)をするのに他人から指示されたり、報酬を必要としない。
  • ・ソレ(価値観)をしていると、あっという間に時間が過ぎてしまう。
  • ・ソレ(価値観)をすると、ワクワクする。
  • ・意識しなくても、普通にソレ(価値観)をやってしまっている。

という感じで、常に行動を伴うものです。

それは具体的でなくてはなりません。そして、具体的で詳細なものであるからこそ、他の人と同じではなく、指紋のようにあなただけのユニークなものになります。

また、社会的な価値基準である道徳や倫理は価値観ではありません。

道徳や倫理は、社会的に正しい、善い行い、正義と認識されていること。例えば、お釈迦様やイエスのような聖人の振る舞いとされるようなものです。

怒らずに寛容で常にニコニコ、他人の優しく親切に接する。決して嘘や偽ることなく、正直でいる。常に誠実であること等々。

24時間365日、常にこうしたことを行うことは非常に難しいですよね。ぜんぜん楽しくないと思いませんか?それをしたくてワクワクなどしないのではないでしょうか?

むしろ、親切にしなければならない、怒ってはいけない、相手の考えを受け入れるべきだ、みたいに義務感や責任を感じずにはいられません。そして、それができなかった時は、罪悪感を感じたり、卑下することになって、結果的に自分を矮小化してしまうことになりかねません。自分から力を奪ってしまうものは価値観ではないのです。

価値観は、それ自体が本当に自分らしい、自分が本当にやりたいことなので、力が沸き起こってくるものです。これがVFで言うところの「価値観」になります。

こうした、行動を促進させるものでないものは、価値観ではありません。

さて、価値観の定義が分かったところで、具体的にどうやって価値観を明らかにしていくのか、その方法はどのようなものか? ということについて説明していきますね。


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